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アキュラ通信

Vol.38 生ゴミの話

事業用ゴミ収集の有料化に続いて、家庭用ゴミの収集を有料化する自治体が増えています。ゴミの減量は環境にもお財布にとっても大事なテーマになってきましたね。今回は家庭のゴミの中でも、生ゴミにスポットを当ててみました。

年間の生ゴミは米の消費量と同じ

環境庁の資料によると、日本では粗大ゴミを除いて1年間に3200万トンもの生活系ゴミが一般家庭から出ているそうです。生ゴミはその約30%(一説には40%とも)を占め、年間1000万トンにも上るとか。年々少しずつ減少してはいますが、これは日本で1年間に食べられているお米の量と同じです。人口約1億2000万人で割ると1人当たり83キロ。4人家族なら332キロ。ちょっとびっくりするような量ですね。

ゴミ焼却費用は年間2兆円弱

収集された生ゴミは焼却され、その灰はほとんどが処分場に捨てられています。このコストが馬鹿になりません。ちょっと古い数字ですが、平成16年度のゴミ処理事業費は1兆9343億円。これは1人当たり約1万5000円の出費になり、4人家族では年間約6万円も、ゴミを処分するために支払っていることになります。自治体の負担も非常に重く、ゴミ収集の有料化が進むのも仕方がないことかもしれませんね。

生ゴミの80%は水分だった

調理くずや食べ残し、賞味期限切れなどで生まれてしまう生ゴミですが、実はその約80%が水分だってご存知ですか。4人家族で332キロといってもその大部分は「水」。生ゴミの処理には、水を燃やすために莫大な費用をかけているという面もあるのです。家庭で水分を絞る、濡らさないなどの工夫をして、生ゴミの水分を半分に減らせば200キロ、完全に乾燥させれば年に66キロにまで、生ゴミの重量を減らすことができます。

家庭用電気式生ゴミ処理機

ゴミ処理の有料化は専用のゴミ袋を有料化するケースがほとんど。生ゴミを家庭で処理してしまえば、その分だけゴミ袋の購入が減らせます。そのための家電が家庭用電気式生ゴミ処理機です。温風で乾燥させる乾燥型と微生物で分解するバイオ式、両方を併用したハイブリッド式の3種類がありますが、いずれも結構高価です。しかし、ご安心を。全国の自治体の2/3が生ゴミ処理機構入にあたっての補助金制度を持っていて、その約半数が2万円~3万円を助成してくれるのです。購入金額に対する割合は1/2~1/3が大半を占めています。購入前に、まずは自治体に問い合わせてみてください。

ミミズ式と段ボール式

とはいえ電気式はそれなりに高価ですし、電気代もかかります。さらにエコな生ゴミ処理を目指すならコンポストがお勧めです。最近の流行はミミズ式と段ボール式ですが、どちらも費用がかからず、スペースも取りません。失敗して悪臭やハエが発生することも少ないそうです。ミミズ式はシマミミズに生ゴミを食べてもらい、栄養満点な堆肥に変えるコンポスト。シマミミズは24時間で自分の体重の1/2から同等の重さの生ゴミを食べるので、1キロのシマミミズがいれば4人家族の1日の生ゴミを処理できるそうです。

段ボール式はさらにお手軽です。容量40リットル程度の段ボール箱を用意し、底をもう1枚の段ボールで2重にしたら、レンガなどで作った台に載せ、底の通気性を確保。中にピートモス15リットルと「燻炭(くんたん)」7リットルを入れ、よくかき混ぜるだけで準備はオーケーです。生ゴミを入れてよくかき混ぜると、自然界の微生物が分解してくれるのです。中に入れるのはオガクズなどでもいいいようです。注意点は水に濡らさないことと、虫が入らないように合わせ目をしっかりテーピングし、Tシャツ(通気性のいい布)などで作ったカバーをかけること。生ゴミを乾燥させ、水分を減らしてから投入すると悪臭の発生が防げるとか。

コンポストで作った堆肥は、ガーデニングや家庭菜園で利用してください。

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