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アキュラ通信

Vol.18 加圧&加温トレーニング

血流を抑えて軽く運動することで、激しい運動時以上の筋力アップ効果が得られるという加圧トレーニング。また、40度程度に暖めながら運動することで局所的に筋力アップが図れるという加温トレーニング。トップアスリートや芸能人にも愛好者が多い話題のトレーニングをご紹介しましょう。

加圧トレーニングの原理

手足の付け根をベルトなどで縛り、静脈の流れを強く遮断し、動脈の流れを緩く制限した状態でトレーニングをすると、軽い運動でも激しい運動以上の効果が得られます。これが加圧式トレーニングで、発明者の佐藤義昭氏が自己の経験を下に長年かけて開発したものです。静脈の流れを制限すると、筋肉に疲労物質がどんどん溜まってゆき、激しい運動をしたものと、脳が勘違いしてしまうそうです。そのため、破壊された(と勘違いした)筋肉を回復させようと、成長ホルモンを大量に分泌します。実際には破壊されていないので、より短期間に効果的に筋肉が作られるわけです。怪我のリハビリや若返りに効果があるといわれている注目のトレーニング法です。

加圧トレーニングをするには

ポイントは加圧の加減で、強く締めすぎると血管が破裂するなどの危険を伴い、緩すぎても効果が得られません。初めての人は、専門の加圧トレーニング施設で指導を受けるのがおすすめです。自分でトレーニングしようという人は、専用の器具の使い方を指導してくれるセミナーに参加して、専用器具を購入しましょう。もう少し手軽に始めたい人は、スポーツ用品メーカーのフェニックスが佐藤氏と共同開発した加圧スポーツウェアを購入してはいかがでしょうか。負荷も軽いので、高齢者など筋力の弱い人には負担になりません。

局所的に鍛える加温トレーニング

最近あらたに効果が知られ始めているのが加温トレーニングです。これは温熱シートを張るなどして筋肉を暖めながら運動すると、暖めない場合よりも筋力アップ効果が得られるというものです。メーカーと大学教授が共同で行った実験では、上腕を軽く曲げる運動を10週間続けた結果、加温しなかったほうの腕の上腕二頭筋は0.3%とほとんど増加しなかったのに、加温した腕の上腕二頭筋は7.5%も増加したそうです。

原理はまだ未解明

加温トレーニングの筋力増強効果は原理がまだ解明されていません。しかし、加圧トレーニングよりも便利な点もあります。鍛えたい部位に温熱シートを張って軽い運動をするだけなので、まず圧力のかけすぎで血管が傷つく危険がなく、腹筋や背筋、でん部など血流を制限しにくい体幹部の筋肉を鍛えることもできます。また、高価な器具を購入する必要もありません。低温火傷には注意が必要ですが、より安全でお手軽な筋力トレーニング方法として発展してゆくかもしれませんね。

ただ、加温トレーニングの場合は、加圧のように若返りに効果がある成長ホルモンが分泌されるわけではないようなので、アンチエイジング効果を狙うなら現時点では加圧トレーニングのほうに軍配が上がりそうです。頭髪の増毛に効果があったという報告もあるそうですから、ちょっと驚きます。いずれにしても、どちらも高齢者の健康問題や若い女性のダイエット禍などを自然な形で防ぐ健康法として、効果的といえるのではないでしょうか。

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