Vol.4 地震

昔から「地震・雷・火事・おやじ」と言われるように、日本人にとって“地震は最も怖いもの”とされてきました。北海道南西沖地震、阪神・淡路大震災、新潟県中越地震と大きな災害に見舞われている昨今の日本。学生時代にも勉強した“地震”についての知識を、もう一度おさらいしてみませんか?
地震国・日本
「地震は世界中どの国でも起こるものではない」ということはご存知の方が多いはず。むしろ地震など全く発生しない地域のほうが大多数なのです。 地球上で震源の分布が特に多いのは・・・
- (1)太平洋を取り巻く環状地帯+伊豆~小笠原にかけての枝状地帯
- (2)ジャワ・スマトラからインド北部にかけて
- (3)ヒマラヤからアルプス地方
この(1)のエリアは環太平洋地震帯と呼ばれ、世界の地震のエネルギーの76%を放出していると推定されています。日本はまさにこの地域に属しているため、地震の頻度も多く規模も大きいのです。
震度とマグニチュード
ある地点での地震の揺れ方の度合いのことを“震度”と言います。日本では、揺れの度合いを10階級(0、1、2、3、4、5弱、5強、6弱、6強、7)に分けた「気象庁震度階級」というものが使われています。以前は、この階級を体感や建物の倒壊率で決めていましたが、1966年より震度計の測定に基づき判断するよう改正されました。尚、国際的には12階級の「MSK震度階」が広く普及しています。
それに対し、地震の規模を示す値を“マグニチュード”と言います。1935年、アメリカの地質学者リヒターが考案しました。震源から100km離れた場所で、特定の種類の地震計が記録した振幅をマグニチュードとしました。実際には、地震計が震源からちょうど100kmの距離にあるわけではないので、いろいろな距離、いろいろな地震計によって値を補正しています。マグニチュードの数値は1大きくなると地震エネルギーは約32倍、2大きくなると1000倍になると言われています。マグニチュード7.0のエネルギー量をニューヨーク市1年分の燃料とすると、マグニチュード8.0のエネルギー量は同市の30年分の燃料などという例えもあります。
ガル(gal)とは
ガルは「ガリレオ・ガリレイ(1564?1642)」の名前からとった加速度の単位です。ガルは地震動の大きさを「加速度」で表したものです。自動車が発進する時に、ある大きさの速度に達するまでの時間が短かければ短いほど大きな加速度が加わります。急発進をすると座席に強く押し付けられるように感じられるのはこの加速度の仕業です。地震があると、地面の揺れによって建物や人に加速度が働きます。この作用した加速度の最大値を使って地震動の大きさを表します。ガルも震度と同様に、観測している地点での地震の大きさを表しますが、地震の大きさを加速度で示すため、揺れ方を震度より科学的に表現していると言えます。関東大震災が約330gal、阪神大震災では最大818galの加速度が生じたと言われています。
心構え
日本にいる以上、地震はいつでもどこでも起こるものと思っているべきです。それでも地震が起こると、慌ててしまいがち。当たり前のことですが、心がけたい3つのことを覚えておきましょう!
- 身の安全を第一に
- 家の中にいるときは、テーブルや机の下へもぐる、倒れてくるような家具からは離れるようにしましょう。外に出るのは危険!屋外で揺れが大きいときは、上からの落下物に注意しましょう。ブロック塀やガラスは崩れたり、割れて飛散する可能性があるので要注意です。
- 脱出口の確保
- ドアや窓が変形して開かなくなることがあります。揺れが激しくなってきたら、様子を見てドアや窓を開けて逃げ口を確保しましょう。
- 火を消す!
- 揺れの大きさに関わらず、地震かな?と感じたら、すぐにガスコンロやストーブなどの火を消すように習慣をつけましょう。最近注目されているオール電化住宅なら火災の心配も少ないのでおすすめです。
揺れがおさまっても、テレビやラジオで状況を確認するようにしましょう。特に海岸付近にお住まいの方は、津波情報をチェック下さい。






