Vol.1 お引越しのご挨拶

江戸末期から
江戸中期頃から、引越しの挨拶として「そば」を配る風習がみられはじめましたが、定着したのは江戸末期頃です。実はその頃から「二八そば」が主流となったことが理由です。
「二八そば」とは
「二八そば」とは、そば粉80、小麦粉20の割合のことですが、小麦粉をつなぎに使うことで、そばが長く切れにくくなりました。これがうけて江戸末期頃から庶民の間に定着しました。つまり「長く切れないおつきあい」、「そばに越してきました」の意味を込めて、引越しのご挨拶にそばを配りはじめたのです。
また比較的安価で庶民の財布にやさしいかったことも定着の理由です。気取ってないけど洒落っ気がある。暖かみがある文化ですね。
最近の主流
最近は風習が変化してきて、「引越しのときに自分たちでそばを食べる」と思われているようです。引越し時は大変忙しく、手軽に食べられるそばは最適です。また値段もお手頃なので、引越しを手伝ってくれた仲間にご馳走しても、相手に気を使わせることもありません。
最近の引越し後のご挨拶は「お菓子」や「タオル・石鹸」などの日用品に、その座を奪われつつありますが、原点に戻りつつ感謝の意味を込めて「二八そば」を配るはいかがでしょうか。






